アメリカもいよいよインフレ気味? / by Toshi Chino

米国は今史上最高の景気だ。株価は最高値を更新し、失業率は3.5%と戦後最低だ。

こういう状況なので誰でも懸念するのがインフレだ。

最近そのインフレ気味な話が話題になっている。

1。最近Major League Baseball で年俸の新記録が出た。

Gerrit Cole と言うピッチャーはDodgersも追いかけたが New York Yankees で 9年合計$324M の契約で終わった。

ピッチャーは肩の故障とかの問題があり、長い契約を各球団はしない。Gerrit Cole (UCLAのかっての大学野球のエース)

はどんなに故障しても9年間、$36Mの(約36億円)の年俸が保証付きでもちろんメジャーリーグ年俸新記録だ。

Newsの解説者によるとこの金額は彼が今後9年間の試合で投げると1試合で勝っても負けても

NY Yankeesは$1Million (約1億円)彼に支払うことになるそうだ。

No.2の記録は大谷選手のいる California Angelesの Mike Trout で12年契約で総額$426.5M (年に換算すると$35.5M)

だがこの選手は内野手なので故障も少なく、12年も年俸が保証されるのでこの方が安定している。そして両者の契約は今年に結ばれた。

こんなに選手に高給を支払ってまでも球団は儲かるの???

2。ロサンゼルスには高級住宅地として12ヶ所も地域があるがその中で知名度が高いのが Platinum Triangle と言われる

Holmby Hills (広大な敷地の家のみ)Beverly Hills そして Bel Air 地区だ。

そしてこのBel Airで最近売れた個人住宅がなんと約$150M(150億円)でEscrowがCloseされた。

26室のこのマンションは地下に約40台の車のパーキングが出来、50ヤードのPoolに行くのには部屋から地下道を通って

Poolにある支度Roomに行け、24ヶ所にBathroomが’ある10エイカーの敷地のマンションだ。

豪邸の名前は Chartwell あるいは Hillbillies Mansion でフランスのベルサイユ宮殿を模擬した広大な庭園のある個人住宅だ。

こういう金額で家を買う人は約$1.5M (毎年1億5千万円ぐらい)の固定資産税をロサンゼルス郡に支払うわけだが

この住宅(マンション)の値段はカリフォルニアでは1番だが全米では2番目だという。

米国で1番高い住宅はN.Y.Cityの7月に売れた建築中の新しいコンドで実に$238Mだった。このCentral Parkを見下ろすコンドの

50、51、52 & 53階(ペンタハウス) の4階全フロアーを買ったので大変な広さだという。

ここでも今年は住宅インフレだ!

3。今月に売り出したApple Mac Pro Desktop Computerが話題を呼んでいる。

まず Basic Model が $5,999だが Full装備で 何と$52、000! そして室内の移動の車(カート)が$400もするのだ。

この値段は今ホットなTeslaの電気自動車並みだ!

何でたかがパソコンがこんなに高いのか? まず Memoryが 256 Gigabytes から8 Terabytes 、そしてRAM Memoryは32Gigabytes

から1.5Terabytes (これがコスト高の大半)そしてMonitor Display自体が$5、000もすると言う(Pro Display XDR)

そしてもちろんVideo 編集 ソフトも含まれる。

誰がこんな高い Apple Mac Pro パソコンを買うのか? RAM Memoryの数値が異常に多いのでVideo 編集者や写真家そしてProgrammer

が使うモデルみたいだが我々のようにメールをやりYouTubeを見たりしている人には無縁のコンピューターだ。

そしてここにもサイバーインフレだ!

Mike Yamamoto