先日日本テレビで毎週やっている”秘密のケンミンショー”を見ました。
たまたま”芋煮”のテーマで面白かったというか参考になりました。
僕が”芋煮”に出くわしたのはロサンゼルスでの山形県人会のPicnicでした。
関東出の僕にはいも煮はあまり知らずにここまで来ましたこともあり米国のバーベキューが主体の
公園でわざわざ大きなステンレスのおかまに大量の芋煮を振る舞う山形県人会に最初は少し違和感を感じました。
しかしこの番組を見ていかに山形や東北ではこれがソールフードであるかよく理解できました。
山形では馬見が崎川、宮城では仙台にある広瀬川、そして福島では会津美里町にある”せせらぎ公園”と主に河川敷での秋の
芋煮の祭典でした。
山形、宮城そして福島と同じようないも煮ですが内容は少し違います。
まず入れる肉です。
山形ーーー牛(Beef) 宮城 ーーー豚 そして福島も豚でした。
肉とともに煮る野菜群は、
山形; 里芋、大ネギ、こんにゃく(手でちぎる)とたった3種類です。
福島; 里芋、ごぼう、白黒のこんにゃく、しらたき、白菜 そして各種の大量のキノコ類。
宮城; 里芋、大根、人参、ごボー、白菜そしてトーフでした。
さて山形の芋煮は ショーユ 味で すき焼き料理のタレの薄味という感じです。
山形には地元の”味マル”というのがどこのスーパーでも売っていてこれを皆さん使っていました。
宮城の芋煮のスープは 有名な仙台味噌を溶かしたもので赤と白の味噌を混ぜ合わしていました。
豚肉に味噌味は合いますし豆腐を入れるところが他の2県とは違います。
関東ではこれは芋を入れないと”豚汁”みたいなものか?
そして福島の芋煮はユニークでまずスープが味噌と醤油を混ぜたものです。
地元福島のどこのスーパーでも”いげたの彩” というスープを販売していてこれを皆使っていました。
これに会津味噌を加えるのです。そして大量のキノコ類が圧巻でした。
最後にどこのが一番うまいのか?という評価ではやはり山形の芋煮に軍杯が上がりました。
1。Beefと芋とがよく合う。
2。入れるものが少なくSimpleですがだから芋の味が引き立つ。
3。ショーユ味なのでなんとなく甘くまるですきやきの割り下の薄い感じで美味しい。
No.2は 福島の芋煮でショーユと味噌も入っていて豚肉に会い、何と言ってもたくさんのキノコが美味しい!
No3. ーーー2位と僅少差で宮城の豚肉での芋煮でした。トーフが入っているのがとても美味しいということでした。
さらに秋田では鶏での芋煮があるという。
こうなると東北地方ではどこでも芋煮は伝統的な食べ物だったのでしょう。
その中で高級な山形牛を使った山形の芋煮が人気をさらったのかもしれません。
Mike Yamamotoーーーどうでもいい話 シリーズ Part1