マクドナルド

Big Mac のアジア戦略! - 4|15|2016 by Toshi Chino

Big Mac で有名なハンバーガーの元祖マクドナルド社(シカゴ郊外が本社)は米国市場では5.7%の昨年の売上増で好調だ。

Breakfastメニューを1日中提供し、マッフィンも今までのパン より美味しくした。これが大当たりで今では大手の
バーガーチェイン(Burger King, Jack In A Box,  Wendy’s & Carl、s Jr)が横並びにBreakfastメニューを終日出している。

Big Mac の世界戦略は95%の店が投資家によるフランチャイズ店化することとアジア市場をこれからもどんどん開拓することだ。
現在 China,Korea & Hong Kongに自社で2,800店を展開しているが投資家によるフランチャイズ店展開での今後の発展を計画している。
この3カ国ではとにかく店をどんどん増やすことが目標だ。

しかしアジアでの先発組であるJapanとTaiwan市場は今後の発展はメニューで勝負とそこに注目する方針だ。
全世界では昨年は5%の販売増でカナダや英国は4。2%増だった。

好調な世界でのBig Mac 戦略のなかでJapanは昨年は中国製の食材のスキャンダルで大きく揺れた。
しかしその後必死で不採算店を整理したり店内の改装をしたり、そしてメニューも新しいのを出しこれがヒットし始めた。
そんなことで昨年と比べJapanはどんどん回復し始め米国本社から送られているカサノバ女史社長も3年目の今年の初めに社長を再選された。

日本市場はアジアの他の国にない高級バーガー(シェイク、シャックやカールスジュニア、バーガーキング、ウエンディーズなど)
が米国から参入し日本市場の成功でそのうちに他のアジア諸国に進出を図ろうとしている。勿論日本生まれのモスバーガーや
他の和製高級バーガーもしのぎを削っている。

ご存知のように日本では一般のBig Macの値段はアジア諸国では富裕層でないと食べられないのが実情だ。
従って高級バーガーは次の進出の機会を待っているわけだ。

元気になり始めたBig Macの人気メニューはグランド、ビッグマックという大型バーガーですでに目標の倍以上の販売で
材料の関係で販売制限も始めた。これは6年前のテキサス、バーガー以来のヒットだ。
さらに”てりたま”シリーズの3商品やドラえもんのハッピーセットに人気が上昇した。

何と言っても世界のBig Mac!まだまだそう簡単に参らない!CMでも横綱大鵬 (CMを流した今場所は優勝で
マクドナルドJapanもほっとしたはず)や AKB48とのコラボとか日本を代表する
知名度抜群を起用し元気回復を図っている!

Mike Yamamoto