中国人社会

激増するロスの中国人社会とその問題! - 3|5|2015 by Toshi Chino

ロスには中国人が多い。日本人も多いがそれ以上だ。何しろロス郊外のMonterey Park 市では市長を始め
市議会員もほぼすべて中国系だ。

Pasadena市の近くのArcadia市も最近台湾、中国視察旅行を住民の批判と反対で中止した。
中国系のJohn Wuo 市長をはじめ多数の中国系の市議が中国や台湾からの法人寄付で行く計画だったが
視察という名目だが実は全くの遊びの匂いのするワイフやガールフレンド同伴の訪問だったらしい。
もちろん市のお金は使わず、すべて中国側から払わせているがこの辺りが臭いわけだ。

そんな中、今週突然移民局や米国内警備局が最近中国人相手の”出産ツアー”大手3社を摘発した。

昔から小規模でトルコや韓国そして台湾もこういうツアーをやっていたらしいいが
中国相手は大規模だ。

中国系米国人が中国人向けに一人5万−7万ドルの費用で3ヶ月ぐらいの米国滞在中に出産し、
子供は米国のパスポートを持って母親とともに中国に帰るツアーだが米国に入るときに
虚偽申請をしていないか?が問題の焦点で米国で子供を産むこと自体は不法ではないという。

そして米国で生まれた子供は米国の市民になれるのだ。(これも合法)

やり方も巧妙であまりお腹が大きくならないうちに米国にーーー。入国はロスに直でなくむしろ観光地である
ハワイなどにパック旅行でーーー。それから国内便でロスにつき高級アパートで暮らし出産を待つのだ。
もちろんその間色々なところに観光に出かけるが米国内で年間外国人が産む子供の数約30万人のうち
約4万人の赤ちゃんがこのツアーで生まれるという。

中国では今でも一人の子供の政策は残っていて多額の罰金を払って2人目を生んだ場合戸籍に乗せることができる。
だから特に2人目以上の子供はこの方がいいという。罰金のことを思うと高くないとか?さらに米国市民なので
中国の戸籍に載せなくても自由に海外にーーー。
米国留学は今後の中国での子供の出世に欠かせない条件で米国市民としての大学受験は楽だし安い可能性が大だ。
さらに何か中国であった場合子供が米国市民ならすぐに米国に住める可能性もあるという。

そして次に考えることは米国に家を買い自分の可愛い米国市民の子供が大きくなったときに備えるのだそうだ。

昨年から賄賂の禁止、摘発が大々的に行われそのためマカオのカジノは皆赤字状態で嘆いている。
マカオのカジノ客は賄賂ややばいお金をギャンブル資金にほとんど使っているのだ。

それが今はダメになり逆にラスベガスのカジノが景気の回復もあり元気になっている。

やはりカジノ経営はラスベガスとマカオにカジノを持ち、片方がダメでも
残りが稼ぐようにしないといけないらしい。