自動車の進化!どこまで? / by Toshi Chino

現在の自動車業界は大変だ!
自動車を動かす基本的な燃料がガソリン、ディーゼル、水素ガスそして電気!
最後にどれが残るのか?は誰もわからないがいまの現状では短期的にはガソリンと電気のハイブリ(HV)そして長期的には 電気 (EV)  の方向見たいだ。
さらに複雑なのは車の運転自動化の動きだ。これはどんな燃料タイプの車もセンサーとソフトが共通だ。
そしてもう始まっている。ほとんどの高級車および一般車の大部分が2018年モデルから前方と後方の自動ブレーキそしてハイウエーの Lane Change がSafeに出来るか?の装置はすでについている。
しかし今回の話は完全無人自動車ーーーつまりハンドルとペダルのないロボットカーと言われるタイプの開発だ。
1. 一番進んでいる会社;
  Waymo 〜ーー業界以外ではほとんど知られていないヘンテコな名前のこの会社、親会社はAlphabet Inc.とこれも  一般にはピンとこない。しかし子会社に GoogleとかYouTubeとかスマホのアンドロイドOSさらにAlphaGo Zero や  今話題のGoogle Homeという音声指示でMusicや家電制御システムがあると聞くと皆分かる。
  すでに今年の秋(2018年)に完全なロボットカー(つまりハンドルやペダルなしの車)を発売する。
  コストが今の所大幅に高くつくので最初は無人Taxiがスタートになるという。  現在米国のたくさんの都市での走行実験を何千台というChrysler Pacifica のMini Vanモデルでしていて無人車はほとんど事故のない  大きな実績を得ている。そしてすでに5 Million Miles 以上の無人走行テストを25の都市で完了、3件の衝突事故が350、000 Mileの  無人走行テストで発生したがこれは 2番手のGMの132、000 Mile 走行テストでの22件の衝突事故に比べてはるかに少ない。
  最近 Jaguare I Pace SUVを2万台注文してロボット化している。Honda とは人でなく物を配送する無人のVanの提供を話しているという。  現在のセンサーはよほど読み取りソフトの質が良くないとハイウエーのスピード制限内で  スピード表示を瞬時に読み取り、交通違反せず走行できることが出来ない。 だから大半の今すでに市場に出ている自動ブレーキは  30Mile 以下のスピードでないとセンサーが障害物をすぐ認知してブレーキを作動できないと言う。

2番目ーーーGM Chevrolet Division ——-GMは Chevy Volt  で開発中だが Waymo に比べて1年遅れている。
  したがって完成目標は2019年だがデトロイトの北にある工場で Bolt のロボットカーの生産体制を敷いている。  自社でロボットカーを生産できるところがWaymoのセンサーKit  とソフトだけと  比べて有利だ。しかしGMの完全自動化した車のソフトはSpeedが時速25マイルという低速でのテストだ。
  昨年買収した Strobe という会社のnew Lidarというソフトで徐々に速度を上げるということだ。  高速時のセンサーに対応出来るソフトが開発のポイントだ。
3番目はDaimlar Bentz —-ご存知 Mercedes がNo.3にランクされている。ソフトはSilicon Valley の Nvidia Corp.で完成は2021だそうだ。
その他のロボットカー開発会社;
A . 旧GM  (倒産)のパーツ部門であったDelphiがなんとかしぶとく生き残りAptivとなりロボットカーの競争に加わっている。  最近 NuTonomy という会社を買収してBostonでTest Driveしている。
  Zoox Inc。はGMのBoltでサンフランシスコで約250人のソフト集団のロボットカーの開発会社だ。  すでに$280MillionをVentureで集めたが2020年の完全自動化ソフトを完成するには合計$1Billionかかるのでこれからの資金集めで  夢が叶うかどうか?大変な状況だ。
  NissanーRenaultもロボットカーの完成に向けて開発中だがそれ以上はわからないという。AudiはTop ラインのA8 モデルにTraffc Jam  Pilotga搭載されているがソフトはLidarですでにスピードが37Milesまでは自動運転できるという。  しかしもっと速く自動運転は2020年妥当いう。
  BMWもSilicon ValleyのIntel Corp.と組んで競争に遅れないと頑張っているが具体的な完全自動運転ソフトの完成にはコメントを避けている。  Toyotaは2020年のTokyo Olympicに無人シャトルバスを提供するというがこれは確実にできると見ている。シャトルは一定のルートを走るので  どこでも走れる完全自動運転ソフトよりやさしく2020年完成は間違いないと見ている。
  Fordは昨年将来のビジョンにかけているという理由で若くてハンサムなMark Field CEOが解任され取り残されている感じだが  ピッツバーグにあるArgo AIという開発会社を$1Bで購入し必死に頑張っているが完全自動は2021年だそうだ。
  Volvoも約500人のソフト要員を抱えて2020年に完全自動運転を日夜目指しているがそれ以外はの詳しい状況は不明だ。
B. ダークホース  2社。
 1。 U ber Technology Inc.   ご存知 Ride Shareのパイオニア会社だ。    Otto という 自動運転長距離トラックソフト会社を買収し、話題になったが事故が発生して現在自動運転のテストを中止している。    従って激烈なロボットカーの競争ではいまはブレーキがかかっているが今後どうなるか?
 2。Tesla Inc.
    TeslaのAutoPilot Programの良いことは新しいソフトが出来上がるとその都度Updateできることだ。    現在のAutopilot は名前から全て自動運転という印象だが常に人がいてドライブしなければならない。    だから完全自動運転のソフトではないが CEO の Elon Maskは現代のハイテックの最高峰のイメージがあり    皆Teslaを買うが、誰もいつ完全自動運転の車を出すのかわからない。
    そうは言っても彼がやっている下町ロケットのSpace XNASAと組んで火星まで行くロケットをもうすぐ打ち上げるという。    さらにトンネルを掘抜き弾丸自動車を送り込むとか?巨大蓄電池のメーカーであり、    Tesla自体わずか15年ぐらい前に始めた自動車メーカーだ。    世界中の自動車メーカーは戦前からある中で彗星のように電気自動車メーカーとしてデビューしたりーーー!
    こういう男が社長をしているので完全自動運転も世界で初めてか2番手でもすごいソフトで完成するに違いない!
    そう思っている信奉者は多いが果たしてどうか?    アイデアとうまくMediaに好印象を与える面ではピカイチだがソフト開発力ではGoogleとは比べ物にならない!
  Mike Yamamoto