Travel-3 / by Toshi Chino

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鉄旅島根 その3
玉造温泉で泊まったホテル”玉泉”は新しく素晴らしいところで、何しろ広大な旅館ホテルだった。
驚いたことにこのホテルにはCoffee Shopもレストランも無い!日本の旅館は大食堂でセットメニューで夜は宴会か、部屋に食事を運び込むのだった。
海外から予約をしたお客は素泊まりで朝食はついているが、夜は外を歩くと色々な食堂があるからそこでどうぞと言われた。しかし温泉に浸かり浴衣に着替えていたのでどこでも良いからというと夜8時頃から開くこのラーメン居酒屋が唯一ホテル内というのでそこで食べた。
このラーメン居酒屋は早番の夕食を済ませたお客様でお腹が空き何か夜食が食べたい人のためにあるのだ。ここを出ると大広間での”どじょうすくい”の無料のショーがあった。100人ぐらいの宿泊客が見ていた。
朝食は和洋両方で大広間でのバイキング方式でだった。驚いたのは、コンロや備長炭など10セットぐらい用意してあり、このコンロで炭をおこし新鮮な魚を勝手に焼いて食べてくださいと生の魚が出ていた。
僕の見ていた間には3人ぐらいきり魚を焼いていなかった。
ホテルのシャトルで玉造温泉駅に行き、そこから左にシジミで有名な宍道湖を見ながら松江についた。駅の前にはレイクラインのバスが無数ありその中の一つで松江城に向かった。
日本各地に城は沢山あるが明治の初めの廃城令で皆取り壊されている。ほとんどの城が昔の絵図や写真を元に復元させられた。
しかし松江城の天守閣は改修は少しされているがほとんど江戸時代そのままだ。天守閣を登ると江戸時代に武士が実際にここで生活していたという感慨につくずく浸った。日本に6箇所きりない国宝の城だ。ここから町を見ると、まさに小柳ルミ子の大ヒットした ”私の城下町” のソングを口ずさみたくなった。
それから城を後に散策を開始。まずは山陰の京都と言われる堀川の地ビール館でビールを飲みながらバーテンの若い人に色々松江の話を聞き、エンジン付きのボートがお城のお堀をゆったりと動いているのを見ながら”手打ち出雲そば”を食べた。蕎麦屋の大将に聞くとここはすべてのそばが10割ソバだという。
ビールを飲んでいたこともありここの蕎麦は美味しかった。それから武家屋敷を見に行ったがここは工事中でだめだったが小泉八雲館や松江歴史館を見てぶらぶら松江の駅まで歩いた。まあまあの距離だったが飽きなかった。そして松江駅からまた玉造温泉駅に降りるとホテル玉泉の人がマイクロバスで出迎えていた。
ここの温泉のお湯加減は暑くもなく冷たくもなく、色も透明で本当にリラックス出来た。皆宿泊客は僕も含めて朝と夕と2回大浴場に入る。入るところの入り口に大きな字で ”お客様は皆温泉の化粧水で入浴しているのです” と書いてあったのが忘れられない。
部屋にもこの超柔らかい温泉水がボトルが置いてあり、さらに毎晩氷が入った冷たい冷水をスタッフの女性がナイトキャップ用に届けてくれた。
今晩はホテルの外に出て近くの料理屋でかねて楽しみにしていた島根牛のステーキの食事をしてホテルに帰る。
明日はいよいよここを後に九州の博多に行くのだが山陰本線の特急”隠岐”に3時間半ぐらい乗り出雲経由で山口県に入り新幹線の新山口駅まで行くのに乗ることにした。新山口からは新幹線で博多までは約1時間20分で行くのだ。
松江を中心とした島根の2泊は忘れられない思い出になった! Mike Yamamoto