驚くべきMexicoの無政府化! / by Toshi Chino

米国民にとって国務省が出してる海外訪問国の厳重注意リストは誰も常識でわかる国々だ。
1。北朝鮮  2。イラン  3。ソマリア  4。イエーメン  5。シリア  6。アフガニスタン  7。イラク8。サウディ アラビア9。 アンゴラ 10。アルジェリア
この中で北朝鮮がいちばん安全でその国のルールに従えばほぼ100%安心して訪れることのできる国としている。問題なのは北朝鮮に観光や食べ物に魅かれていく米国人は皆無で、むしろ世界に稀な独裁国家とはどういうところなのか?という好奇心と批判的な目が、入国前に決められたホテルや食事をするところや訪問場所を無視して急に変えたりすることでトラブルを起こす人がいるがいるが、そうしなければ全く問題のない国としている。
これに反して他の9カ国はこれといったはっきりとしたPolicyがなく、入国後にその都度ケースバイケースで物事を決めるのでどんな災難が降りかかってくるのか?それは命に関わることもザラなので、覚悟をして行くべきとしている。これ以外の国で気お付ける国と指定されたのがロシアだった。
最近こういう危険で問題な訪問国にMexicoの下記の州が加わり皆びっくりした。
1。Colima 州ーーーここがいちばん殺人の多いところで麻薬業者が事実上統治している。Manzanilloの港には麻薬の原料や完成品が船で中南米や中国から輸入され、ライバルの麻薬グループが命をかけて相手を撲滅すべく殺人事件は恒常化している。中央政府も手が出せず無法地帯ということだ。
2。Guerrero州ーーーMexicoで最も貧しいところだが世界手にに有名なAcapulcoというElvis  Presley の映画”Viva Acapulco”のあるところだ。今有名なのはけしの実の栽培がMexicoで最大で米国向けヘロインの最大の供給場所になってしまった。昔栄えた大手の麻薬業者が崩壊して麻薬の戦国時代で殺し合っているところだ。米国からの訪問者は殺されはしなくともお金を全部盗まれ、誘拐して米国からの身代金の送金をあてにする、とんでもない所という。
3。Michoacan州ーーーほとんど農業の貧しいところで米国向け不法移民の最大の輸出州。メサフェタミンという麻薬の最大の製造どころでライバルが群雄割拠し、農民は皆自警団を組織して自分の村の政府組織を動かし、中央政府も手が出せない。
4。Sinaloa州ーーー 2年前まで麻薬のカルテルのリーダーEl Chapo Guzmanの帝国だったが米国に逮捕され、そのため色々な麻薬グループがそのあと台頭して殺しあっている。政府は全く無力で危険な所としている。
5。Tamaulipas州ーーーTexasと国境を背にしているところで殺人のレートは上記4州より低いが窃盗や強姦、誘拐ビジネスが盛んで自家用車でドライブするだけでなく公共のバスでもみな乗客は持ち物を全部盗まれ、米国人は誘拐されお金をせびられるという。Mexicoの1/4 の誘拐はこの州で起こり、この州では麻薬は盛んでないが特技は誘拐による金儲けだという。           

Mike Yamamoto