初めての無人運転 (Autonomas driving )のシャトルバス。 / by Toshi Chino

米国では来年の秋までには無人運転の乗用車を許可すべく法案を作成中だ。カリフォルニア州のDMV (交通局)も来年許可するという。米国(Federal)がOKしても各州がOKしないといけないがカリフォルニア州が最初に許可するとの見方だ。
そんな中でLas Vegasで11月8日からすでに短い距離の無人運転シャトルが運行された。現在の法律では必ず誰か一人車掌を乗せ、車の運行でコンピューターがおかしくなったらすぐにマニュアルに切り替える体制になっている。
この無人シャトルはフランスのバス路線や鉄道の大手であるKeolisという会社とラスベガス市やAAA(トリプルAと言う自動車保険会社大手)などが協賛で始めたがKeolisというパリに本社のある会社は米国、カナダ、英国、ドイツ、オーストラリアそして中国でもBusinessしている世界企業だ。
現在はもちろんテストシャトルで朝10時から午後6時まで日曜日以外稼働、周る距離は約800メートルで場所はダウンタウンLasVegasのFremont Streetの周りだ。
勿論乗るのはFeeで誰でも乗れるが、それでもなかなか乗る人は少なく1日に約150人だとか。
それはそうだ。Driverが居ないバスが動いていること自体不気味だ!そしてそれに乗ること自体不安な気持ちになるはずだ。
この体験は戦前N.Y.のマンハッタンの高層ビルにエレベーターが初めて設置された時と同じだと言う。20階以上の高いビルで働くには階段を上り下りするのはほぼ不可能だ。
しかしみな最初は怖がり、もしエレベーターが目標の階に着かなかったら?あるいは途中でStopしたら?みな高層ビルで働くのを嫌がったと言う。だからエレベーターには初めは2人の技師が乗って利用客を安心させた。
現在世界中に高層ビルがあるが誰も利用するのに無人のエレベーターに不安がる人はいない。
無人運転のバスや車も同じだと言う。始めは誰か人間を運転しなくても乗せて安心させないと次に進めない!
そして最終的には無人ドライバーの車に乗るのが当たり前になる日が来るのだ!!!
Mike Yamamoto